生体用Ti基形状記憶・超弾性合金の研究・開発
形状記憶合金は医療分野でも使用されており、ガイドワイヤ、ステント、歯列矯正用アーチワイヤなどの医療用器具に形状記憶・超弾性特性が利用されています。現在、医療分野において実用化されている形状記憶合金はTi-Ni合金(ニチノール)のみですが、合金の半量を占めるNiには・・・
ゴムメタルの変形機構に関する研究
近年開発されたβ型Ti合金ゴムメタルは、以下に示すような様々な興味深い特性を示します。@低ヤング率&高強度、Aフックの法則に従わない非線形的な弾性変形挙動、B加工硬化率の非常に小さな塑性変形挙動、C77K〜500Kの温度範囲で熱膨張係数が非常に小さい・・・
Ti-Ni系高温形状記憶合金の研究・開発
通常、金属は一旦変形されると元の形状には戻りません。しかし、形状記憶合金には、変形した後に加熱するだけで元の形状に戻るという性質(形状記憶効果)があります。つまり、形状記憶合金は温度センサーとアクチュエーター機能を両方兼ね備えている材料であるため・・・
Ti-Ta系高温形状記憶合金の研究・開発
自動車、発電、家電製品、航空宇宙分野などで、100℃以上で作動する高温形状記憶合金が求められています。Ti-Ni合金は、幅広い分野で利用されていますがその作動温度は100℃以下であり、高温形状記憶合金として使用することは困難です。従来のTi-Ni系高温形状記憶合金は・・・