大学院進学、卒研配属、研究生、学振特別研究員PDなどの受け入れについて
当研究室では専攻に関係なくやる気のある学生、院生を募集しています.
興味のある学生は下記までご連絡下さい.詳しい研究内容や研究室の様子などを知ることができます.
学生居室を訪問して,大学院生など先輩から話を聞くのも参考になるでしょう.
社会人や週末を利用して研究をしたい方も御連絡ください。
小島誠治教授
居室(3F613):029-853-5307(内線5307)
実験室(3G311):029-853-5262 (内線5262)
E-mail: kojima[at]bk.tsukuba.ac.jp
学生居室
3D310:029-853-5040(内線5040)
研究室メンバー
- 所属
- 筑波大学 理工学群 応用理工学類 物質・分子工学主専攻 (旧第三学群 工学基礎学類、基礎工学類)
- 筑波大学 大学院数理物質科学研究科 物性・分子工学専攻 量子物性分野(旧化学物理分野)
- 筑波大学 物質工学系
- メンバー
2011年度
教授:小島誠治
助教:森龍也
研究員:小玉正雄
技術職員(社会人院生):間宮精一
後期博士課程:2名
前期博士課程:8名
学類4年生:5名
詳しくは, メンバーを参照して下さい.
研究室運営方針
- 国際競争力のある世界第一線の研究室
- 本研究室の優れた研究装置を用いる為に,世界各国の多くの研究者が来日
- 国際社会で通用する優れた大学院生・学類生の育成
- 国際学会への積極的な参加,海外での共同研究,外国人研究者・留学生を交えたゼミ
- 学群生,修士院生,博士後期院生別や研究テーマ毎におけるゼミの開催
- 研究成果を常に国際社会にアピールする
- 学群生・院生も学会や国際会議で多くの発表をすることができる。
- 自ら行った研究について、第一著者としての論文発表を積極的に行うことができる。
(参考) これまでの卒業研究テーマ
ニューガラスの作製と広帯域分光法によるガラス転移の研究
ガラスは,紀元前から人類が活用している重要な材料である.従来のガラスと比較して,優れた物性や新機能を持つガラスを総称して,ニューガラスという.今後もガラスの応用技術の向上が期待されているが,現在でもガラス形成のメカニズムや物性などの基礎的な理解は十分に得られていない.基礎物性の解明は,ニューガラス創成の基盤となる.
本研究では,ニューガラスを作る為に必要な基礎物性の解明を熱分析やレーザーを用いた分光法による光物性研究を通じて行う.ガラスの本質に迫る.
(左)実際に作製したナトリウムホウ酸塩ガラス
この系は耐熱ガラスの材料として重要である.
本研究では実際に無機酸化物ガラスを作製し,
その物性を明らかにする.
(右)レーザーを用いた分光実験
環境にやさしい強誘電体結晶、セラミクスの作製と構造相転移の研究
強誘電体の応用の1つに,その特性である圧電効果を利用したものがある.圧電効果とは,「力をかけると電気が流れる」「電気を流すと力が生じる」現象のことである.この効果を用いて,電気で機械を制御したり,力を電気信号に変換するセンサーとして応用されている.しかし,現在用いられている強誘電体には,有毒である鉛が使用されている.
本研究では,人体への安全性や環境保全の観点から,鉛を含まない「地球環境にやさしい」新規強誘電体の開発を目指している.新材料の開発では,圧電効果のメカニズムの把握と特性評価が不可欠であり,誘電率測定と光散乱測定を用いて,新材料の物性も評価する.
代表的な強誘電体の結晶構造
本研究では実際に強誘電体単結晶/セラミックスを
作製し,物性研究を行う.
蛋白質の結晶成長と顕微分光法による脱水過程の研究
ヒト全ゲノム配列が明らかとなった今日,タンパク質を理解することの重要性は,これまでになく高まっている.タンパク質は相互作用して複合体・超分子・さらには複雑なネットワークを形成して,個々のタンパク質では考えられない特異性や高機能性を発揮する.特に生体中おいては,タンパク質と水分子との相互作用の解明もまた重要である.
本研究では,タンパク質の結晶成長方法の探求,並びに作製した結晶と溶液について調べている.THz帯〜mHz帯という広帯域における分光法を用いて,時間・温度・圧力などあらゆる条件を変化させたときのタンパク質の物性を追うことにより,それらの相互作用メカニズムやダイナミクスを明らかにする.
実際に作製したリゾチーム結晶の顕微鏡写真
本研究では実際にタンパク質結晶を作製し物性研究を行う.