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研究概要
本研究室では、生命の設計図であるDNA をプログラム可能な分子レベルの部品としてとらえ、ナノテクノロジーとの融合による「DNAナノシステム」 に関する研究を行っています。 具体的には、DNAナノシステムに最適なナノ界面構造を精密に構築し、酵素や装置を一切用いず室温にて特定の生体分子に応答してシグナルを増幅・出力する情報処理DNAナノデバイス、および外部エネルギー(熱、光など)を用いず生体分子を燃料としてナノ粒子界面を歩くDNAなどのDNAナノマシンの構築を行なっています。 このような「DNAによりプログラムされたナノシステム」は、医療現場、在宅および公共の場などにおいて、ごく微量の検体(体液、食品など)から疾病(ガン、アルツハイマーなど)、感染症(ウイルスなど)および食中毒(細菌など)に関与する生体物質(DNA、RNA、タンパク質など)を「その場」で「簡便」かつ「高感度・迅速」に検出できる「その場診断(POCT: Point of Care Testing)」に有用であると考えられます。 さらに、このような「その場診断」は、高齢化社会で増加し続けている生活習慣病の早期診断・予防(未病)を可能とし、ウイルスおよび食中毒などの感染拡大を未然に防ぐことも可能となり、増加の一途をたどっている国民医療費の軽減および生活の質(QOL:Quality of Life)の優れた医療・福祉の実現を通じて社会に大きく貢献することが期待されます。
更新情報・お知らせ
- 2020/02/14
- 論文がACS Nanoに受理されました。NEW
- 2020/01/24
- 研究室のホームページを開設しました。NEW
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