薄葉 亮
Ryo Usuba
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数理物質科学研究科　

物性・分子工学専攻

博士前期課程　２年次

移植治療の質を高める上で有効なリンパ球への薬剤感受性試験は、所要時間が長いことが課題であった。そこで、微小流体デバイスのメリットを活かしてリンパ球が産生するサイトカインを指標とした迅速かつ微量の採血による測定系を構築できればQOLの向上に貢献できる。このためにバイオ分析技術・表面化学修飾・光学素子の集積化を組み合わせて実現を目指している。

【論文等】

[1] R. Usuba, M. Yokokawa, A. Llobera, S. Murata, N. Ohkohchi, H. Suzuki, "Integrated Optofluidic Device for the Measurement of the Activity of Lymphocytes", Proceedings of the 18th International Conference on Solid-State Sensors, Actuators and Microsystems (Transducers 2015), 261-264, 2015

[2] 田邊皓司、吉積義隆、土谷信之介、薄葉亮、鈴木博章、細胞機能および生体試料の評価を目的とした電気化学マイクロデバイスに関するレビュー、電気学会論文誌E（センサ・マイクロマシン部門誌）、136(6)、250-255、2016年

[3] R. Usuba, M. Yokokawa, T. Nils Ackermann, A. Llobera, K. Fukunaga, S. Murata, N. Ohkohchi, H. Suzuki, "Photonic Lab-on-a-Chip for Rapid Cytokine Detection", ACS Sensors, 1, 979-986, 2016 [表紙および著者紹介に選ばれました]

【国際学会】

(口頭発表)

[1] R. Usuba, M. Yokokawa, A. Llobera, S. Murata, N. Ohkohchi, H. Suzuki, "Integrated Optofluidic Device for the Measurement of the Activity of Lymphocytes", IEEE　Transducers　2015, Anchorage, USA, June 2015

[2] R. Usuba, M. Yokokawa, A. Llobera, S. Murata, N. Ohkohchi, H. Suzuki, "Micro-optofluidic ELISA for rapid cytokine detection toward drug susceptibility test", Pacifichem　2015, Honolulu, USA, December 2015

(ポスター発表)

[3] R. Usuba, M. Yokokawa, A. Llobera, S. Murata, N. Ohkohchi, H. Suzuki, "Micro-optofluidic immunoanalysis for rapid cytokine detection", IWP 2015, Tsukuba, JAPAN, September 2015

【国内学会】

(口頭発表)

[1] 薄葉亮、小川光一、横川雅俊、Andreu Llobera、村田聡一郎、大河内信弘、鈴木博章、「集積化オプトフルイディックデバイスによるリンパ球活性測定」、電気化学秋季大会 第57回化学センサ研究会、北海道大学高等教育推進機構、2014年9月

[2] 薄葉亮、小川光一、横川雅俊、Andreu Llobera、村田聡一郎、大河内信弘、鈴木博章、「薬剤感受性試験に向けたオプトフルイディックデバイスの構築」、第31回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム、くにびきメッセ、2014年10月

[3] 薄葉亮、横川雅俊、Andreu Llobera、村田聡一郎、大河内信弘、鈴木博章、「血中サイトカイン定量による迅速診断に向けたオンチップELISA」、第32回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム、朱鷺メッセ、2015年10月

[4] 薄葉亮、横川雅俊、Andreu Llobera、村田聡一郎、大河内信弘、鈴木博章、「集積化オプトフルイディックデバイスによるリンパ球の薬剤応答測」、電気化学会第83回大会（第60回化学センサ研究会）、大阪大学 吹田キャンパス、2016年3月

（ポスター発表）

[5] 薄葉亮、小川光一、横川雅俊、Andreu Llobera、村田聡一郎、大河内信弘、鈴木博章、「薬剤感受性試験のためのマイクロデバイスの構築」、化学とマイクロ・ナノシステム学会第29会研究会、3P05、日本女子大学 目白キャンパス桜風２号館、2014年5月

[6] 薄葉亮、小川光一、横川雅俊、Andreu Llobera、村田聡一郎、大河内信弘、鈴木博章、「マイクロシステムを用いたELISAによるリンパ球活性評価のためのサイトカイン迅速検出」、第37回日本分子生物学会年会、パシフィコ横浜、2014年11月

【受賞・その他】

[1] 筑波大学　物質・分子工学主専攻　学修優秀賞

[2] 筑波大学大学院　物性・分子工学専攻　修士論文論文発表優秀賞

[3] 平成27年度海外留学支援事業「海外学会等参加支援プログラム」採択