(研究内容)
テーマ:白血球のストレス応答検出のためのマイクロデバイスの開発
生体は常に様々なストレスに晒されている。例えば、温度変化、紫外線等の環境ストレスや、緊張や不安といった精神的ストレス等、その種類は多岐にわたる。そのような外因的・内因的ストレスに対して、分子レベルあるいは細胞・個体レベルで巧みに応答していくことにより、生命は健康を維持している。
本研究では、様々なストレスによって白血球が不活性化する免疫メカニズムに注目し、生体実サンプルを用いた白血球の活性状態を測定するための微小分析化学システムの開発を行う。これは、白血球による大腸菌の貪食能を、酸素電極を用いて定量化するものである。これによって、人間のストレス状態を客観的に診断し、疾患の予防や治療等に貢献することが可能となる。
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