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山口 茂輝
SHIGEKI YAMAGUCHI
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数理物質科学研究科
物性・分子専攻
博士前期課程:平成20年度卒
出身高校:芝浦工業大学柏高等学校
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研究テーマ |
エレクトロウェッティングを用いたpH応答性バルブ、pHフィルタ、生体分子応答性バルブの構築
近年、次世代微小化学分析システムの一形態としてカプセル内視鏡に代表される消化管内マイクロシステムの研究が進められている。内視鏡のように画像情報のみではなく、消化管内で生化学分析を行うシステムを実現するには、生体試料を適切なタイミングでサンプリングすることが重要な課題となっている。例えば、胃液内成分を調べる場合、システムが胃液内にあることを感知してサンプリングを自動的に行えることが望ましい。また、このような孤立型システムでは電力消費を極力抑える必要がある。そこでエレクトロウェッティングを用いたバルブシステムに注目した。本研究では、電気化学計測に用いられる三電極系の参照極にpH指示電極を用いる事でサンプル溶液のpHを感知して自動的に開くバルブを実現した。 |
研究業績 |
学会発表など
(1)山口茂輝、森本克也、戸谷真理子、福田淳二、鈴木博章、エレクトロウェッティングによるpH応答性バルブの構築、第44回化学センサ研究発表会(電気化学会秋季大会)、東京工業大学、2007年9月
(2)山口茂輝、森本克也、戸谷真理子、福田淳二、鈴木博章、マイクロプロテアーゼ活性測定システム、第24回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム、タワーホール船堀、2007年10月
(3)山口茂輝、森本克也、福田淳二、鈴木博章、消化管内マイクロカプセル型診断デバイスのための高機能集積化生化学分析システムの構築、第45回化学センサ研究発表会(電気化学会第75回大会)、山梨大学、2008年3月
(4) S. Yamaguchi, K. Morimoto, J. Fukuda, H. Suzuki, "Electrochemical pH-Responsive
Valve for Automatic Sampling ," The 7th IEEE conference on sensors,
October 2008, Italy (Oral) |
興味のある分野 |
Lab-on-a-chip、電気化学、バイオセンサー |
趣味・特技・こだわりなど |
電子工作 |
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